小笠原旅行記②父島到着

さて。旅行二日目。24時間の船旅、まだおがさわら丸に乗船中である。

睡眠薬の作用でわりとすぐに眠くなるも、深夜二時に目が覚めてそれっきり寝れなくなる。

頭が痛いので持参したイブを飲む。効いてくれてよかった。頭痛は治ったが、眠れない。

真夜中の船内を徘徊

フロアには同じように徘徊している人がいて、ちょっとした連帯感を覚える。

暇なので、パンフレットの一文字一文字まで読みつくし、父島での旅行の行程を何度も練る。

そうこうしているうちに6時になり、室内灯が点灯。

7時頃朝食に向かう。500円の洋定食を選択。

昨日のおにぎりと比較すると、500円でこのコストパフォーマンスはなかなかよい。

朝食も済ませ、デッキに出ると、生暖かい風。本土のものとははっきり違うとわかる。

しかしやはり電波は入らないので、時間をもて余す。

というところに、船内アナウンスがあり、これから解説員により、見えてくる小笠原諸島の島々の解説があるという。こちらも期待して参加する。

そんなこんなで11時近くになる。

島が近くに!

乗降口が開けられ、船室で下船の用意をして待つようにアナウンスされる。

そして、船の階層別に下船。二等和室は最後。

島の空気を吸う!

暑くもなく寒くもない。カラッとしていて湿度のあった沖縄とも違う感じ。

本土の春か、といわれればこれも少し違うような。日差しが強く、湿度が低い感じ。

宿の人が迎えに来ているので、荷物を預けて観光スタート。

 

まず、ガジュマルに包まれた外観が個性的なカフェに入る。(ハートロックカフェ)

名物 サメバーガーとパッションフルーツジュースを注文。私のあとに団体客が来てカフェ内が一気に混み出す。

魚の臭みはなく、フィレオフィッシュみたいな味。普通においしい。

止まっている車は警視庁のもの。ここも東京都。

続いて、公園の方に歩いてみる。

普通の公園にこんな不思議な木が。興奮する。

そして、浜に出る。きれいな海!

水の青さと透明感に感動。

海を見ながらしばしまったり。

また街に戻りぶらぶらすると長い階段を発見。

神社か?これは登るしかない。

なかなかな段数。。気合いで登る。

立派な神社が。

開いていたので、おみくじを買う。末吉。。

見晴らしも👍️

しかしまたさらに登る道が…

メイン展望台からの眺め。

さらに登る道がある。

 

山頂展望台

ここがラストだと思っていたら100mほど行ったところに「パノラマ展望台」という最高地点があったそう。行き逃してしまった。

ここでは知らずに下山し、生協でサーティーワンアイスクリームが売っているのを見つけて衝動買い。生協前にあちこちあるベンチでむさぼっていたら次に予約していたツアーの時間が迫る!アイスがなかなか溶けなくて焦る。

なんとかアイスを掻き込み待ち合わせ場所につく。

島に二軒しかないスーパー、スーパー小祝と小笠原生協

ツアーではバスで島の見所を巡る。車を運転しないのでこういうのはありがたい。

ウェザーステーション展望台

海が一面に見える展望台。鯨の潮吹きなどが見えるらしいが、このときは見られなかった。

宮之浜園地

島の北側の浜辺。ガイドさんが、海風の臭いを嗅いでみてください。と一言。

磯臭くない。海中にほぼプランクトンがいなくてこうなるそうだ。

長崎展望台

国立天文台望遠鏡

オカヤドカリ注意の看板。島内にはこのように固有種に通行時注意を促す看板がいくつかある。

戦時中の軍施設。

初寝浦展望台

ツアーではこのあと亜熱帯農業センターに寄り、街へ戻り終了。

ツアーで興味深かったのはガイドさんがしてくれた小笠原の暮らし。家賃生活費共に高く(風呂トイレ共同で月七万)、貯金がごりごりなくなっていったとか。救急車はあるけど、消防署がないので、出動の際はパトカーが先導するとか。村の医療機関で治療できない疾患を抱えると、緊急の場合硫黄島経由で東京都内まで約十時間かけて救急搬送されるはめになるので、皆島から出ること、島の老人ホームは十名程度しか入れず年をとったら老人は内地で生活し、その影響か島の総人口の平均年齢が若いとか。

街の景色

泊まった宿(ベッドに寝ている先客は相棒のカビくん)

夕飯は街の食堂でとる。二夜連続で予約した「あめのひ食堂」さんが当たりでおいしかった。写真はソデイカのさしみと、イカと大根の煮物定食。

ソデイカはやわらかくもちもちしていて、梅干しと食べると絶品。煮物も味が染みておいしい!

ところが、疲れのためか思うように食べれず、えずきながら完食…(店から出たら治った)

バナナがなっている。

夕食後、予報に全くなかったのに突然雨が降って止む。曇りとか晴れとか関係ないらしい。

宿の人に迎えに来てもらう。

宿は急な坂を登った高台にあり、歩くとかなりきつい。

明日の自転車争奪戦に勝つために早めに寝る。