小笠原旅行記①おがさわら丸乗船
さて、かくして始まった旅行なのだが、出発前は不安で仕方がなかった。
この通りの雪である。(その後、さらに降り続いた)数日前には雪でオーバーランした新幹線が運休となる事故も起こっていた。
きちんと新幹線は運行されるのか、そのさきの東京で山手線が運休にならないか…不安はつきないものの、こればかりは天に運を任せるしかなく、早朝から出発した。
結局、不安をよそに無事東京まで着くことができた。感謝。
東京駅から3駅の浜松町駅で降りる。
強ばっていた心をほぐしたのが以下の景色。
東京ディズニーランドの入り口みたい!と一人ではしゃぐ。
そして赤と紺の縞模様、これから乗船するおがさわら丸の頭が凛々しくそびえている。かっこいい。
乗船手続きに移る。
ターミナルにはすでに乗船手続きを終えた人たちでごった返していた。これらの人たちはすべて11時出港のおがさわら丸にのるらしい。
近くでツアーの人々が集まってコンダクターからレクチャーを受けているのを盗み聞きする。コンダクターは真っ黒に日焼けしたいかにも"島の女"な女性。
今回のおがさわら丸の乗船者数は580人、結構人でわちゃわちゃしてます。船酔いをしたら…何かあったらいつでも、このケータイに電話を…
船室の階級が上の順から呼ばれて乗船。二等和室は最下層なので一番後。
竹芝客船ターミナルには伊豆諸島などに行く船も発着しており、土産物屋にも伊豆諸島~小笠原の品々が並んでいた。
自分の階層が呼ばれるまで店の品々を見て回る。そして、忘れずに酔い止めを飲む。
案内があり、タラップを上り船内へ。
乗船したら荷解きしてデッキへ行く。
観光局キャラクターのおがじろうがお見送り。その他港湾職員のかたたちもおそろいのタオルを持って見送ってくれた。
船内
ざんねんないきもの事典、がきになる
東京湾見物
東京湾見物がすんだらTwitterに写真をあげたり、親に連絡したりと少し忙しい。というのも、東京湾を出る2時過ぎには電波が通じなくなってしまうからだ。
さらに、食堂chichi-jimaにて初めての昼食をとる。
島塩ラーメン
少し揺れて若干気持ち悪い。食事の臭いが鼻につく。
今日の寝床
角の席で非常にラッキーであった。周りを真似ながら布団をセットする。コンセントは各区画に四つのみであるので、モバイルバッテリーで充電。
2時を過ぎて完全に電波が入らなくなる。
船内を探検するにも、あまりあちこち出歩かないほうが酔わないとある。
シャワーをあびることにする。シャワー室は簡素で、リンスインシャンプーとボディーソープがあるのみ。階にひとつだけであるので、他の人に使われる前に入っておいてよかった。
シャワーをあびたおかげが、少し酔いがおさまる。
船内アナウンスがあり、小笠原のガイドによるミニレクチャーを食堂で行うとのこと。期待して参加する。今日の揺れはそれほどでもないそうだとガイドが話すと、会場が軽くどよめく。そのくらいの揺れ。
話は小笠原諸島の成り立ちや地理、固有動植物について。
話を聞いていたら船の揺れにも余裕が少し出てきた。
夕景
夕飯
食堂に食品持ち込み禁止なので、仕方なく寝床で食べる。このおがさわら丸内の売店で買った、おにぎりが非常にまずかった。
絶対に買ってはいけない。
夕飯を食べたら歯を磨く。全室消灯となる10時まで時間があるので、船内をぶらつき、パンフレットなど読めるものをできるだけかき集め、眺める。
船内での24時間の過ごし方を書いたミニ新聞があり、大変おもしろく読めた。
10時。消灯。就寝。